びわ湖新学習船 「うみのこ」に

 来年5月就航予定の滋賀県の新学習船の名前が公募の結果、旧学習船の名称と同じ「うみのこ」に決まった。最終候補の中から三日月大造滋賀県知事に選ばれ、長らく同県民に愛されてきた名前が引き継がれた形だ。

 初代「うみのこ」は1983年に就航し、県内の小学5年生全員を対象としてこれまで約53万人の児童が乗船した。環境や人との関わりを、宿泊型体験学習(びわ湖フローティングスクール)を通じて学ぶことができる。しかし就航から34年が経過し、老朽化のため廃船が決まっている。2018年4月の就航に向けて新船を建造中である。

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Sustainable Week:持続可能な開発目標(SDGs)の達成に挑む学生団体

Sustainable Weekの参加団体が集まる会議
Sustainable Weekの参加団体が集まる会議

 10月1日~6日に立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)で開催される学生イベント「Sustainable Week」。開催まで3か月を切り、参加する各学生団体や同イベントの実行委員会は着々と準備を進めている。

 今回は参加する団体の中から、ジェンダー・LGBTQに関する活動を行う「color-free」と、理工学部プロジェクト団体「ロボット技術研究会(RRST)」の代表に、Sustainable Weekでの活動について話を聞いた。

*Sustainable Week関連特集はこちら

 同イベントでは、BKCを「ひとつの小さな地球」と捉え、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」をBKCにおける1万人規模の社会問題にアレンジし、学内で17個のSDGsを達成することを目標としている。17個のSDGsに対して、1団体が1ミッションを達成することで社会問題解決に挑む。

Sustainable Weekでも行うバルーンリリース
Sustainable Weekでも行うバルーンリリース

 SDGsのうち、5番目の目標である「ジェンダー平等を実現しよう」に取り組む「color-free」は、ジェンダー・LGBTQに関する活動を行う学生団体だ。日本人の約7.6%がLBGT(レズ、ゲイ、バイ、トランスジェンダー)であるといわれるが、ジェンダー平等な社会の実現に向けて活動している団体は日本ではまだ少ない。同団体は他大学の団体とは違いオープンサークルとして活動しており、当事者以外でも入会することができるという。そんな強みを生かし、ジェンダー平等へ向けた活動を発信して、一般の人にもジェンダー問題に興味を持ってもらうことが参加の狙いだ。

 color-freeは、Sustainable Weekで「BKC-バルーンに気持ちを込めようキャンペーン-」と題した企画を行う。LGBTのテーマカラーである「レインボーカラー」になぞらえ、来場者にメッセージを書いてもらい、イベント最終日にメッセージカードを入れたバルーンを空に放つ「バルーンリリース」を行う予定だ。

 代表の加藤耀さん(生命4)は「LGBTの活動に関心を持ってくれている一般の方は意外に多い。Sustainable Weekでは興味のない人にどれだけアプローチできるかが課題だ。ジェンダー平等を実現して、マイノリティーの方々が、自身をもって生きられる社会をつくりたい」と話した。 

ロボコンに出場するRRSTのメンバー
ロボコンに出場するRRSTのメンバー

 SDGsの9番目の目標「産業と技術革新の基盤をつくろう」に取り組むのは、理工学部プロジェクト団体「ロボット技術研究会(RRST)」だ。同団体はロボットの制作を行って大会出場や地域の工作教室などボランティア活動も行う。

 代表の森田崇文さん(理工3)は、Sustainable Week実行委員長の馬場亮輔さんらの熱意に動かされ、イベント参加を決めたという。「Sustainable Weekでは、普段の活動では交流できない他学部や他団体と協力してイベント成功を目指している。様々な視点から意見を聞けるのはとても有意義だ」と話す。実際に同イベントは学生が主導し、参加するのも学生団体だ。各団体が協力して準備を進める中で、森田さんらロボット技術研究会のメンバーも、成功へ向けモチベーションも上がってきたという。

 

 ロボット技術研究会(RRST)はSustainable Weekde「Technologyを体感しよう!」と題した企画で、科学技術の面白さをロボットを通して伝える。NHK学生ロボコンにも出場したロボットや、2足歩行するロボット、ラジコン型のものなどを展示し、地域の小・中学生向けにデモ走行や操縦などを体験してもらう。将来を担う子供たちに「ものづくりへの意識づけ」を促す狙いだ。

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近江米「みずかがみ」2年連続最高評価 近江米の未来支える

参照:2013年秋デビュー「みずかがみ」
参照:2013年秋デビュー「みずかがみ」

 夏の高温に強く、ほどよい粘りとまろやかな甘みを持ち、冷めても美味しい。みずかがみは平成25年秋に滋賀県でデビューし、徐々に作付面積を広げて、平成28年には約2300ヘクタールで作付が行われたものが収穫された。また一般財団法人日本穀物検定協会の食味ランキングにおいて、平成27年と28年の2年連続最高ランク特Aと評価されており、近江米の未来を支える品種として期待される。

 みずかがみは平成24年に滋賀県で育成された。8月下旬収穫の早生品種だがコシヒカリと同じ極良食味で、コシヒカリやキヌヒカリと同程度の収量がある。また高温登熱性に優れ、かつ倒れにくい。平成25年のみずかがみの作付面積は169ヘクタールで県内水稲全作付品種に占める作付比率はわずか0.5%だったが、平成28年では約2300ヘクタールで作付が行われ、作付比率は7.2%まで増大した。産地としての信頼確保に向けて順調な滑り出しである。さらに一般財団法人日本穀物検定協会の食味ランキングで特A を取得したことがきっかけで、販売店での取扱数量が増加した。この特A評価は、対象の米の香り・粘り・硬さ・外観・味を国内複数産地のコシヒカリブレンド米と比較して、それらが特に良好とされた場合に出される。

 みずかがみを近江米の中核品種とし、品質の保持や安全安心を徹底するために、近江米振興協会は平成29年産近江米「みずかがみ」推進ガイドラインを定めた。生産者自らがみずかがみを「守り、育てる」取組を組織的に行う体制づくりや取り組むべき技術等の統一を図るための指針である。これも産地としての信頼確保の一歩だ。 

 滋賀県ではみずかがみの他にもコシヒカリ、秋の詩、滋賀羽二重糯などさまざまな品種の米が生産されている。琵琶湖の恩恵を受けた滋賀の米を一度手にとってほしい。

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「Sustainable Week」BKCで10月開催 学生団体が社会問題解決をテーマにイベント開催

 学生が企画する、学園を挙げた一大イベント「Sustainable Week」が2017年10月1日(日)~10月6日(金)に立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)で開催される。

 「Sustainable Week」は学内のサークルや研究室、学生団体などが参加し、学生同士の連携によって、世界で起こっている問題への解決へ向け主体的に取り組むという、次世代のキャンパスモデルとなることが期待される。

 

国連が定めた17個の開発目標
国連が定めた17個の開発目標

 国連は、2015年9月に開催された「国連持続可能な開発サミット」において、17の達成目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を採択した。今回のイベントでは、国連のSDGsの取り組みと絡め、BKCを“ひとつの小さな地球”と捉え、SDGsをBKCにおける1万人規模の社会問題にアレンジし、学内で17個のSDGsを達成することを目標としている。SDGsの取り組みは、世界のみならず日本でも北海道大学などが実施しているが、こうした17のSDGsの目標を学生団体が1団体で1ミッション担当するという発想は、日本初の試みだ。

 

 またBKCと滋賀県の連携にも注目である。2017年6月に開催された「滋賀×SDGs」のイベントの中で、滋賀県は県としてSDGsの活動に取り組んでいく姿勢を表明したばかりだ。そういった経緯もあり、SDGsという目標に対して、BKCで同イベントを主催するSustainable Week実行委員会と滋賀県が、共に全国に先がけて大学と県との連携が自然と行われた。

 学生と県との連携は厳しい点もあるが、大学として立命館地球環境委員会などがしっかりとバックアップすることで、滋賀県との連携が可能になった。滋賀県としてSDGsに取り組んでいくということも、他の県にはない、特色ある試みだとして期待される。

 今回のイベントは、学内の環境システム工学科が主体となって取り組んでいる。そもそも「Sustainability」とは、環境のみならず、社会・経済が加わることで、より広い視野で物を考えることができる、という考え方だ。持続可能な開発のためには、この、環境・経済・社会をバランスよく取り組んでいく必要がある。Sustainable Week実行委員会・実行委員長の馬場亮輔さん(理工4)は、「環境問題というのは二次災害的だ」と話す。馬場さんによると、経済的・社会的に問題を見た場合、環境はあくまで結果としてついてくるものであり、「17個のSDGsを達成しなければ環境問題も解決しない」という。また、「環境問題に取り組む人は、全体に視点を持つことに長けており、そういう意味でも環境システム工学科が主導して取り組んでいく意義は大きい」と語った。

 まだまだ課題こそ多いが、SDGsに懸ける強い思いを持った学園のリーダーたちが、力をあわせて「Sustainable Week」を成功に導こうとしている。学園を懸けた一大イベントの今後の動向に期待だ。(花田)

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スポ健海老研究室:びわ湖大津プリンスホテルと共同企画

滋賀県産豆乳と朝宮ほうじ茶、 野洲のいち後のブリュレ
滋賀県産豆乳と朝宮ほうじ茶、 野洲のいち後のブリュレ

 スポーツ健康科学部の海老久美子教授による研究室「ab lab」が、滋賀県大津市のびわ湖大津プリンスホテルのレストラン「Lake View Dining Biona」(レイクビューダイニングビオナ)の岡本賢治料理長と協力し「Team Biona」を結成し「滋賀の健康」をテーマに滋賀に暮らす人々、滋賀を訪れる人々の心身の健康とともに産業・経済・環境全てが健康に、食べた人がおいしい笑顔になるようオリジナルのメニューを開発した。

 

近江黒鶏胸肉の滋賀県儀兵平 味噌のバーニャカウダ
近江黒鶏胸肉の滋賀県儀兵平 味噌のバーニャカウダ

 「Biona」という名は「琵琶湖」「大津」「自然(nature)」の頭文字から名付けられた。

 この企画はびわこ大津プリンスホテルが従来あったレストランの全面改装を行った際に、メニューへ一石投じることを意図し立ち上げられた。「地域創生の中での食」というものを軸に地産地消を目指し、ストーリー作りを意識したメニュー作りが進められ、試行錯誤を繰り返し完成に至った。

 海老教授は「滋賀に点在しているたくさんのおいしい食材を「Biona」に持ち込み、線や面という風につなげ料理を展開し、ここでしか食べられない滋賀のものを追及していきたい」と語った。今後も季節ごとにメニューの開発、提供を続けていく予定だという。(南)

【メニュー一例】

・滋賀県産にじますとホワイトソルガムきびのタブレ

・びわ湖のカリカリすじエビと滋賀のトマトと春キャベツシチリア風スパゲッティー

・近江黒鶏胸肉の滋賀県儀平塩麹グリル ディアブル風

・有機野菜のスティック 滋賀の豆乳抹茶マヨネーズと儀平味噌のバーニャカウダ

・滋賀県産豆乳と朝宮ほうじ茶、野洲のいちごのブリュレ

【料金例】

朝食(7~10時):2500円

昼食(11時半~14時半):平日2900円、土日祝日3100円

夕食(17時半~21時):平日4800円、土日祝日5000円。

【WEB】

びわ湖大津プリンスホテル-レストラン Lake View Dining Biona

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産学官民金連携:竹灯篭祭りが守山にて開催 学生団体haconiwaが企画

地域住民の子供たちの願いが書かれた竹灯篭
地域住民の子供たちの願いが書かれた竹灯篭

 4月22日、滋賀県守山市の大川下流にて行われた「大川ウッドデッキ竣工式」に伴い「竹灯篭祭り」が開催された。

 竹灯篭祭りは、大川周辺の竹林による問題が深刻化する中、それを改善するとともに、町の魅力をアピールする機会を設けるため、本学の学生団体haconiwaが企画・提案し、守山市、美崎自治会などとともに運営された。

 haconiwaは「大川活用プロジェクト」という、野洲川の改修工事により、水質が悪化した大川の水環境改善と観光資源化を目指した産学官民金連携プロジェクトに所属し、当祭りはその一環として行われた。

 haconiwa代表・桑原さんは「今回の灯篭祭りでは約300名の方が参加された。地域住民からは、若者が来てくれる事自体が町の活性化につながるとの声もあった。」と話し、実際に会場では本学の学生や他大学学生の姿も見受けられた。

 また桑原さんは「今回は竣工式に合わせる形で灯籠祭りを開催したが、次回からは今回の行事を定例化し、別の時期に行いたい」とも語った。(戸簾)

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北陸新幹線「小浜・京都ルート」に決定 北陸の関西離れ解消なるか【紙面より】

 北陸新幹線の福井県敦賀市から大阪までのルートについて与党プロジェクトチームは12月20日に開いた会合で、検討されていた3つの候補のうち、同県小浜市を通って京都駅に南下する「小浜・京都ルート」(以下、小浜案)とすることを正式に決定した。京都―新大阪間のルートについては判断を先送りし、年度内の決定を目指す。

敦賀以西のルートは、小浜市を経由して京都駅に向かう「小浜案」、京都府北部の舞鶴市を経由して京都駅に向かう「舞鶴案」、滋賀県の米原駅で東海道新幹線に接続する「米原案」の3つが候補だった。敦賀―新大阪の所要時間は、小浜案が最短43分。舞鶴案が60分、東海道新幹線へ乗り換えが必要な米原案は67分。運賃は、同区間で小浜案が最も安い5380円、舞鶴案が6460円、米原案は6560円となっており、所要時間・運賃ともに小浜案が優勢だった。

金沢駅に停車する北陸新幹線W7形
金沢駅に停車する北陸新幹線W7形

 全長1400㎞の小浜案は、建設費が約2兆700億円、費用対効果(総便益/総費用)は1.1と試算されている。

決定を先送りした京都―新大阪間は東海道新幹線の北を通る「北回り」と、京都府が提案した京田辺市を経由する「南回り」を検討してきた。京都府はJR学研都市線の京田辺駅付近に新駅を設置し、在来線接続の強化を狙う。検討委員会は調査結果を待って再検討する。

 

 昨年開業の北海道新幹線や一昨年開業の北陸新幹線は、開業後に地域を訪れる観光客が増加するなど、一定の効果を挙げた。一方で新幹線が開業すると、平行して走る在来線の利用者数の低下が見込まれ、在来線はJRの経営から分離することになっている。ほとんどの場合は第三セクターとして存続するケースが多いが、経営安定化は難しく、運賃高騰や本数減少が起こりうる。小浜案の並行在来線には湖西線が該当する可能性があり、滋賀県は反発している。

 また北陸新幹線開業後初めてとなった昨春の大学入試で、関西の私大は北陸3県からの志願者数が軒並み減少。北陸から東京へのアクセスが大幅に向上して首都圏の大学に受験生が流れたとの見方がある。財界では、早期に延伸しなければ、北陸とのつながりが劣化し、人の流れが東京へとシフトしてしまうと危機感を募らせている。

 北陸新幹線は2022年に金沢―敦賀間が延伸開業予定。小浜ルートの着工は2031年度で、全線開業はいまから30年後の2046年度になる見通しだ。(吉武) 

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地域に根差すサッカークラブ レイジェンド滋賀FC

雨中でも選手たちの運動量は衰え ない=3月3日、滋賀県栗東市
雨中でも選手たちの運動量は衰え ない=3月3日、滋賀県栗東市

2015.4.1 紙面より

 

 合言葉は「湖国からJへ」。数多くのプロサッカー選手を輩出しながらもJリーグ空白地帯が続く滋賀県には地元が支えるクラブ、レイジェンド滋賀FCが存在する。

 月曜日を除く平日夜、練習場には仕事や学校を終えた選手たちが集う。活動資金や時間も限られる中、選手・スタッフ全員が本気でサッカーに取り組んでいる。

 現在、関西リーグ1部で戦うレイジェンド。今月11日に開幕する今季では、J3参入への必須条件で、アマチュア最高峰の日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す。

 

 そんな状況下で、チームに不可欠なのがサポーターたちだ。キャプテンのDF石橋勇二は「まだアマなのに横断幕を掲げて応援してくれるようなサポーターの存在はありがたい。その人たちのためにもことしこそ昇格を」と意気込む。=敬称略    (阪田裕介)

 そして今季から指揮を執るのは選手としては日本代表、指導者としては過去に3チームをJFLに昇格させてきた戸塚哲也だ。

指揮官は「昇格だけを目標にはしたくない。もっと上を目指さないと」と言い切る。さらには「一人一人のスキルをJリーグレベルへ底上げすることが必要。そしてどうしたら勝てるのかという、頭で身体が動くサッカーを選手たちには求めたい」と強調した。

 レイジェンドは地元に支えられるチームだ。拠点のビッグレイクがある守山市を含め、県内各企業や団体がスポンサーとして参加。さらには地元各校との連携も進む。立命館大とはインターンシップ(就業体験)の受け入れや、スポーツ健康科学部の小沢ゼミとの交流などが続いている。

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