くるり 20周年記念ライブを立命館大で開催【紙面より】

ロックコミューン部室にて20周年ライブを行うくるり(撮影:渡辺一生)
ロックコミューン部室にて20周年ライブを行うくるり(撮影:渡辺一生)

 2016年9月1日で結成20周年をむかえたロックバンド、くるりが9月1日に結成の地である衣笠キャンパスでスペシャルライブを開催した。

 くるりは立命館大学在学中に岸田繁、佐藤征史、森信行らによって結成されたロックバンドで、今回のライブは現在脱退した森信行を交えて行われた。 

 ライブはインターネットで生中継され、結成当時の話を加えながら、約1時間半で全11曲を演奏し、20周年記念を自ら祝した。

 

 

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全学協 今後の在り方を議論も【紙面より】

 10月12日、朱雀キャンパスにて今年度第1回全学協議会が行われた。全学協議会は慣例として4年に1度の開催だが、昨年度は延期となり、昨年度からの協議を踏まえての開催となった。

今回の全学協では、学友会・大学院生協議会連合会(院生協議会)・教職員組合・常任理事会・生協(オブザーバー)が、①「学びの環境整備」、②「学生生活」、③「大学院教育」、④「学費・財政政策」、⑤「今後の全学協議会」の五つの課題を中心に議論を行った。

 ①について、ピア・ラーニングの推進と政策科学部におけるオリター活動の停止は矛盾しているのではないかという学友会の指摘に対し、理事会側は、「同学部では授業支援を行う学生団体がある。全学で共通したピア・サポートではなく、各学部の教学特性に応じて何が適切かを検討していく必要がある」との見解を示した。④の議論では、教職員組合から理事会に対し、物価の上昇に合わせたスライド乗率の上昇に根拠が薄いとの厳しい声が上がった。⑤においては、学友会が、本学が掲げる「全構成員自治」の実現を、学生実態に即してキャンパス懇談会を軸としたあり方にすべきと主張。全学協議会の在り方は、今後も重要な論点として協議が進められる。

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西日本私大初の教職研究科 来春設置へ【紙面より】

 来年4月より朱雀キャンパス(京都市中京区)に設置する「教職研究科(教職大学院)が正式に文科省から正式に認可された。「臨床教育」「教育方法・学習化学」「国際教育」の3つのコースを設け、学校現場での現代の諸課題やグローバル時代に対応した教育を行える教員の養成を目指している。

 単独で教職大学院を開設するのは、西日本の私立大学では立命館大学が初めてで、4キャンパス・14学部20研究科を有するネットワークを生かした総合大学ならではの多様な学びの環境が整うことになる。

 

 いじめや不登校、体罰に虐待問題など、複雑化・深刻化する教育課題に加え、急速に発展する情報通信技術やグローバル化など、教育現場は厳しい環境下にある。こうした中、教育現場ではより一層、教員の「資質」の高さが求められている。今回の教職研究科の開設にはこうした学校教育現場の変化が背景にある。

 これまで本学では約7000名の教員を輩出しており、小中高合わせ5つの附属校ももつことから学校教育への実績がある。同研究科では3つのコースを設け、院生のニーズと適切に合わせられるほか、附属校や各キャンパスのある京都府・京都市・大阪県・滋賀県の4つの教育委員会が管轄する公立校を合わせた26校の「連携協力校」で院生が実習を行うことで、教育現場と総合大学の大学院での学びを往還させ、理論と実践に基づく高い指導力と専門性、そしてグローバル社会でも通用する課題解決力を備えた教員を目指している。

 教職研究科は2017年4月に朱雀キャンパスに開設され、入学定員は35名。11月と2月にそ れぞれ入試を予定している。

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海神(わだつみ) 2015.6・7月号より

 大きな声では言えないが、ある筋から盗聴テープが手に入った。テープの中身は、なんと某日の政権与党の会合の様子。ここだけの話ということで、こっそり中身をお教えしよう...

▼「国立大学への例の先月の通知。反応はどうだ?」ある議員が切り出した。どうやら議論の中心は、国立大学改革についてらしい。問われた議員が答えて「ああ、人文社会科学系学部を縮小しろ、という通知だね。やはり、大学教授からの批判は多いな」

▼すると別の議員が「文系の学問は実社会では役に立たない。そのくせ人間や社会の本質・問題点を考えようとするから批判的思考力が身に付く。簡単に批判的思考力なんか持たれてもね」と話す。どこからか「政府の批判ばかりするようになるだけだ」という声も

▼「文系を盛んにしても、批判勢力が強くなるだけだ。いつぞやの3人の憲法学者みたいな者が増えるぞ」と衆院憲法審査会で安保関連法案が、3人の憲法学者全員に違憲と判断された話も出てくる。最後に誰かが一言「このまま縮小させた方が国家のためになろう」。テープはここで終わっている

▼以上は、もちろん記者の創作である。畏れ多くも朝日新聞の名コラムニスト、故深代惇郎さんのある日の「天声人語」から体裁を拝借した

▼だが、先月25日の自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」の一幕を見ると、永田町では、本当にこんな会話がされていそうな気がする。記者の杞憂(きゆう)だろうか。

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【文化雑感】知識人死して、言論も死す?

2015年6・7月号より

 

 現在の日本の言論状況は、決して高次な水準だとはいえないだろう。特にネット言論は、確かな知識に基づかない論評や感情論であふれかえっている。

 では、ネットを中心とする言論の在り方はいつ始まったのか。その萌芽(ほうが)は1990年代にあった。90年代は言論活動の在り方が、大きく変質する兆しとなる出来事があった。

 

 一つは戦後日本の言論界を支えた多くの知識人が死去したことだ。丸山眞男が96年、川島武宜が92年、大塚久雄が96年、福田恆存が94年、司馬遼太郎が96年に死去した。

 もう一つは95年にウィンドウズ95日本語版が発売されたことだ。これは現在のインターネット社会の起点となった。

 以上のウィンドウズ95の発売と知識人たちの死は、言論活動の媒体が新聞・雑誌からインターネットへ、担い手が知識人から大衆へ、と移行したことを暗示しているように思えてならない。

 それまで言論活動は、知識人によって新聞や論壇誌などを通じて、上からの啓蒙という形で行われていた。しかし、90年代以降のネットという新たな言論空間の登場により、自分の考えを誰でも自由に発信できるようになった。つまり上からの言論に対して、下からの言論が実現した。

 ネット言論については、前述したように現在さまざまな問題が生起している。どれも送り手の稚拙さや無責任さからくるものが多い。

 現代は、昔と違い誰でも言論の送り手になれる時代だ。ならば、より多くの人が、思考の基礎に知性や教養が必要なはずだ。ネット言論の時代だからこそ、改めて知性を養い、それを基に思考し、表現することの重要性が認識される必要がある。「知識人死して、言論も死す」とはならないようにしたい。 (福井優)

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立命大 優勝へまっしぐら

対関大1回戦で最終回1点差に詰め寄った場面。たとえ劣勢でも、 立命大ベンチの雰囲気は明るい 
対関大1回戦で最終回1点差に詰め寄った場面。たとえ劣勢でも、 立命大ベンチの雰囲気は明るい 

2015年5月号より

 

中軸打線が奮起 

 

 立命大の勢いが止まらない。5月23日からの対同大「立同戦」を残して、全大学に勝ち越した立命大。2季ぶりの優勝に大きな期待がかかる今季ここまでを振り返る。

 

 立命大は今季、投手陣はさることながら、5番の古川の打率3割9分5厘(5月11日終了時点)に代表される、中軸を含めた打撃陣の好調が続いている。

 4月11日の開幕戦は対関学大。同点に追い付かれながらも、延長十一回、立命大の古川が「打った瞬間は入るとは思わなかった」というサヨナラ本塁打で勝利。上々の滑り出しとなったものの、次戦では惜敗した。

 

 18日、19日には京大に連勝。打撃陣の猛攻により2試合で16得点を挙げた。

 5月2日からは関大と対戦したが、初戦はエース桜井が崩れ2対3で敗北。しかし立命大の後藤昇監督は「負けてもベンチの雰囲気はすごく良い」と言ったように、その後は7対1、4対0と快勝。特に2回戦では今季、存在感を高めている1回生の辰巳が満塁本塁打を放つなど、特に打撃陣が光った一戦だった。

 また関大戦からは4番に山足が定着。それまで1番での起用が主だったが、打率が4割(5月11日終了時点)と非常に好調なのも相まって「打線を引っ張っていってもらえれば」と監督は期待する。

 雨天順延となっていた対関学大3回戦は7日行われ、立命大は6対0で完封勝利。立命大先発の西川大地が3勝目を挙げ、現在リーグトップの防御率0・66(5月11日終了時点)としている。

 休む間なく9日からの対近大戦は勝ち点3同士の対決。立命大としては3試合で負け越せば優勝は絶望的になり、初戦から連敗すれば目前で優勝を決められる厳しい状況だった。

 1回戦、立命大の先発は2回生で次のエース候補の東。8回2失点で投げ切ったが、打線が沈黙し完封負け。しかしその後は2対0、6対1で勝利。優勝に向け大きな前進となる勝利になった。

(阪田裕介、佐藤和志)

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強さの秘訣は アーチェリーを楽しむこと

2015年5月号より

 

体育会アーチェリー部に所属する城下勇介さん(産2)。今最も注目される選手の一人だ。

 高校入学と同時にアーチェリーを始め、日々練習に取り組んできた。県新人戦での個人優勝や全国高校選抜大会出場を果たすなど、華々しい成果を残してきた。

 数々の試合の中でも、自身のターニングポイントとして高校3年生におけるインターハイ県予選を挙げた。「思った通りに射つことができず、悔しい経験をした。もう二度と、このような苦い思いをしないように、次に向けて頑張ろうと思った」と振り返る。

 城下さんは言葉通り、練習に励み、次の国体のメンバーに選出された。

 その後、大学に進学してからもアーチェリーを続け、昨年のリーグ戦においては1回生ながら高スコアを連発し、チームを盛り上げた。

 この一年間で「技術面だけではなく精神面でも成長でき、スコアも伸びた」と語った。

 本年度4月初旬から始まったリーグ戦において、初戦でいきなり、自己ベストとなる670点台(個人クラブレコード)をマークした。その後も安定した好スコアを記録し、西日本大会への出場は確実といわれ、その後の全日本大会進出にも期待がかかる。

 好調の秘訣については「楽しんでアーチェリーをすること」だという。アーチェリーはメンタルが大きく関わる競技であるため、いかなる時も競技を楽しむ精神を持つことが肝心だという。そのため試合前のイメージトレーニングを欠かさない。

 今後の目標について「70㍍で650点超えを果たし、国体に出場すること」と語った。

 城下さん、そして体育会アーチェリー部の今後の活躍から目が離せない。

(奥川瑞己)

立命館大学体育会アーチェリー部

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【文化雑感】白川静先生と東洋

2015年5月号より

 

 「三千歳の青年」。ある中国文学者が、老いてなお休むことなく、研究に情熱を注ぐ立命館大名誉教授、白川静先生をこう賛している。

 昨年度、特集「白川静を学ぶ」のために白川先生にゆかりのある方々を取材したり、その著作を読んだりした。取材したどの方々にも共通する白川評の一つが「ユーモアのある方だったが、一方で学問への態度は厳しかった」というものだった。

 

 芳村弘道立命館大教授は、白川先生は、風邪をひいて体調が優れない日も講義を休むことをせず、自宅に学生を招いて教えることもあった、と思い出を語ってくれた。

 白川先生は、なぜ学問に対する情熱を持ち続け、研究に没頭したのか。白川先生の研究は、ただ漢字の字源研究が最終目的ではなかった。漢字の字源研究を通して、中国古代の思想・文化を解明し、かつて東アジアに、漢字・漢文を媒介に存在した共通の価値観である「東洋」の原初的精神を明らかにし、復活させることが最終目的だった。

 現在、グローバル化により英語の重要性が叫ばれる中、漢字や漢文の教養は、ますます軽視される傾向にある。また東アジアの国々の政治的関係は決して良好ではない。

 白川先生が追い求めた理想は、幻だったのか。しかし、白川先生は「東洋がかつて存在していたことは、歴史的にも厳然たる事実である。歴史的な事実である以上、それは必ず歴史的に回復する機会をもつであろう」(『回思九十年』平凡社ライブラリー)と書いている。

 私たちが今一度、漢字・漢文を見つめ直し東洋を認識することが、ひいては中国・韓国などの国々との共通する価値観を見いだすことになり、文化的紐帯を得る契機につながるのではないか。

 現代社会を考える上でも、白川先生の学問の意義は大きい。 (福井優)

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学費、見直しへ議論

2015年5月号より

 

 本年度秋に行われる公開全学協議会(全学協)に向けて、学友会では準備が進められている。

 本年度の全学協では、学費と国際化についての議論が二大争点になる。特に今後の学費については、根本的な見直しを視野に入れた議論が行われるという。

 背景には、消費税増税とそれに伴う物価上昇による厳しい家庭の経済状況がある。教学政策や施設管理などとのバランスも保たなければならず、慎重な議論になることが予想される。

日程調整に遅れも

 

 しかし、全学協に向けての事前会議の日程調整は難航している。確定している日程は、5月中旬の第一回目の代表者による会議のみで、以降の日程は全て未定だという。関係者によると、新総長の選

出などの事情によって「R2020後半期計画」の議論が大学内で思うように進んでいないことが理由であるという。

 全学協での要求活動の中心を担う学園振興委員長の尾張諒さん(国関4) は「前期中にインターネットを利用して、学生に向けたアンケート調査の実施を考えている」と話す。

 全学協に向けて「私たちの要求に、学生一人一人の声が合わさった、力のある議論にしたい」と意気込んだ。 (奥川瑞己)

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日中をつなぐ架け橋に 学生団体 「freebird」

毎年開かれる京都学生祭典でも活動を展開= 2014年10月12日、京都市左京区・平安神宮(日 中学生交流団体「freebird」提供)
毎年開かれる京都学生祭典でも活動を展開= 2014年10月12日、京都市左京区・平安神宮(日 中学生交流団体「freebird」提供)

2015年5月号より

 

 現在、日中関係は緊張状態にある。そのような状況下でも日本のある学生団体は関係改善への糸口をつかもうとしている。日中学生交流団体「freebird」だ。

 同団体は関東・関西・上海・北京、四つの支部から成り立っており、それぞれの支部ごとに特色のある活動をしている。団体外から両国の人を10人集め、毎年夏、4つの支部を順番に回る形で1週間の合宿を行い、日本人と中国人の交流の場を設けている。日中関係改善のためにお互い話し合える場を作ろう、というコンセプトだ。

 

 関西支部では顧客のベースがない中国資本の航空会社のために中国人留学生を仲介し、ツアー情報の広報活動を行う。同様に日本の大手旅行会社に向けて、同団体の中国人メンバーが中国人ならではの視点で組んだツアーをリポートにして提供する活動などを行っている。

 関西支部は現在25人。日本人と中国人の比率は半々だという。さまざまな大学の学生が加入しており、立命館大の他に同志社大・龍谷大・関西学院大などの学生がいる。

 関西支部代表の濃野司さん(法3)は「現在、日中関係には多くの人が関心を寄せているが、肝心のお互いの生の声が聞ける場が少ない。興味はあるが、あと一歩を踏み出せないといった人が多いように思う。この団体ではそんな人々の一歩を後押しできるようにしたい」と語る。

 ことしの夏合宿は5月末まで募集中。語学力は問わず、費用は4万円となっている。 (石田遼太)

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ラオスの子どもたちのため

サークルのやりがいを語 る國屋知暉さん(右)と 岡本健斗さん(左)=4 月 23 日、衣笠キャンパス ・学生会館
サークルのやりがいを語 る國屋知暉さん(右)と 岡本健斗さん(左)=4 月 23 日、衣笠キャンパス ・学生会館

2015年5月号より

 

 教科書購入の時期になり、ことしも「Study For Two(SFT)」による教科書販売が行われた。SFTは、全国約60の大学に支部を置き、ラオスの子どもたちへの学費援助を目的に活動をする団体だ。

 「勉強したいと願う全ての子どもたちが勉強できる世界を」という理念の下、学生から教科書を回収し、定価の半額で販売し、利益をラオスの学費支援として寄付する。 

 

 SFTの魅力について、立命館大衣笠支部代表の國屋知暉さん(文3)は「頑張るほど成果が目に見えてわかる。何より、支援を受けた子どもたちの笑顔の写真が送られてくるとやりがいを感じる」と話す。

 現地での活動はもちろん、日本にいながらでも国際ボランティアに関われる面も魅力の一つだと語るのは、前代表の岡本健斗さん(法4)。

 二人が口をそろえて言うのは、非公認サークルとしての現状と、知名度の低さ。去年は、W杯の観戦イベントなどを企画し、知名度アップを図った。ツイッターでも広報活動を行っている。

 「立命館大のSFTを誰もが知っているようなサークルにしたい」と岡本さんは意気込む。

 「教科書を買うならSFTを利用してほしい。半額で購入できるので学生にとってのメリットも

ある。教科書を購入することでラオスの子どもたちが勉強できることを知ってもらえたら」と國屋さんは語った。

 次回の回収は、7月の定期試験の期間にサービスラーニングセンターで行う予定。 (小林紀貴)

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土曜講座で「白川学入門」白川名誉教授、ことしで生誕105年

会場からの質問に答える澁澤教授= 4月25日午後、末川記念会館講義室
会場からの質問に答える澁澤教授= 4月25日午後、末川記念会館講義室

2015年5月号より

 

 白川静・立命館大名誉教授が、ことしで生誕105周年を迎えることを記念し、4月の立命館土曜講座は「〈白川学入門〉白川静再読」をテーマに開かれた。

 白川名誉教授は、1943年に立命館大法文学部を卒業後、同大で研究・教育活動に従事。漢字の字源研究を通して、中国古代の文化や思想を解明し、2004年には文化勲章を受章した。06年に逝去。

白川静名誉教授
白川静名誉教授

 同講座では、白川名誉教授の代表的著作である『中国古代の文化』『孔子伝』『漢字』『中国の神話』を1講座につき1冊取り上げ、それぞれの専門家が解説した。

 

 4月25日は、澁澤尚・福島大教授(漢文学・本草学)が、「『中国の神話』を読む」と題し講演。

 澁澤教授は、白川名誉教授が、同書で体系性を欠く中国の神話を、日本やギリシャの神話と区別し「第三の神話」と位置付け、その原形を掘り起こしたと指摘。また「豊富な考古資料、甲骨文・金文の研究を縦横に駆使して中国古代の神話を発掘、復元した」と話した。

 

 中国の神話には、異なる種族が持つ複数の洪水神話が、整理されることなく並存しているという特徴があり、それぞれの神々による神話の世界での闘争は、実は現実の種族間での闘争の反映だとする説などを解説した。

 

 また「漢字の世界にも神話の世界が残存している」とし「漢字は我々日本人の精神と一体。現在、グローバル化などで漢字を捨て去ろうという風潮があるが、それは我々の精神も捨て去ることになる」と話した。

(福井優)

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学部移転により学生数減 草津 不動産業に影響大

南草津駅周辺での変化は現在 のところ確認されていない
南草津駅周辺での変化は現在 のところ確認されていない

2015年5月号紙面より

 

 大阪いばらきキャンパス(OIC)の開学に伴い、びわこくさつキャンパス(BKC)から約3700人の学生が転出した。

 南草津駅周辺はBKCが開学して以来、学生街として栄えてきたが、学生の減少による影響が懸念されている。

 草津市によれば、現在のところ学生の転出による影響は調査中とのこと。現時点で顕著な影響を受けているのはマンションなどを管理する不動産業だという。

 

 BKCに通学する学生は約1万8千人。その内、約8千人が草津市在住であると推定される。学部の移転による人口の減少は多くて約1500人とされる。マンションでは空室が目立つようになった。

 道路渋滞が目立つ南草津駅周辺では、学生数の減少に伴う大きな変化は見られていない。

 雨天時に駅構内で見られるバス待ちの列は短くなった。その一方で、バスによる駅と大学間の所要時間には変化が見られない。大学周辺に立地する工場の通勤が増えたことなどが要因である。

 人口、商業面における影響が予想されるが、引き続き調査が進められる。

(木部大紀)

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シャトルバス 運用制度大幅に変更

2015.4.1紙面より

 今年度よりキャンパス間シャトルバスの制度が変更される。

 大きな変更点は①3路線化②路線バス化③運休期間・ダイヤの変更、の三点だ。

 ①では大阪いばらきキャンパス(OIC)開学に伴い、これまでの1路線から変更。②ではバス車種の変更や、途中での停留所設置。さらには学外者の利用も可能に。③では春・夏の長期休暇中4か月間は完全運休に変更。また開講期間中でも日曜、祝日(授業日以外)は運行しない。土曜日は「土曜ダイヤ」で運行する。

 

 学生の乗車料金については、どの路線も変わらず300円。乗車券の購入方法もこれまでと同様に、証明書発行機および生協窓口での販売となる。

 このような変更に至った経緯について学生オフィスの大木一生さんは「利用者アンケートの分析や、法改正、運行路線追加など経費増加の要件が増えたため」としている。

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地域に根差すサッカークラブ レイジェンド滋賀FC

雨中でも選手たちの運動量は衰え ない=3月3日、滋賀県栗東市
雨中でも選手たちの運動量は衰え ない=3月3日、滋賀県栗東市

2015.4.1 紙面より

 

 合言葉は「湖国からJへ」。数多くのプロサッカー選手を輩出しながらもJリーグ空白地帯が続く滋賀県には地元が支えるクラブ、レイジェンド滋賀FCが存在する。

 月曜日を除く平日夜、練習場には仕事や学校を終えた選手たちが集う。活動資金や時間も限られる中、選手・スタッフ全員が本気でサッカーに取り組んでいる。

 現在、関西リーグ1部で戦うレイジェンド。今月11日に開幕する今季では、J3参入への必須条件で、アマチュア最高峰の日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す。

 

 そんな状況下で、チームに不可欠なのがサポーターたちだ。キャプテンのDF石橋勇二は「まだアマなのに横断幕を掲げて応援してくれるようなサポーターの存在はありがたい。その人たちのためにもことしこそ昇格を」と意気込む。=敬称略    (阪田裕介)

 そして今季から指揮を執るのは選手としては日本代表、指導者としては過去に3チームをJFLに昇格させてきた戸塚哲也だ。

指揮官は「昇格だけを目標にはしたくない。もっと上を目指さないと」と言い切る。さらには「一人一人のスキルをJリーグレベルへ底上げすることが必要。そしてどうしたら勝てるのかという、頭で身体が動くサッカーを選手たちには求めたい」と強調した。

 レイジェンドは地元に支えられるチームだ。拠点のビッグレイクがある守山市を含め、県内各企業や団体がスポンサーとして参加。さらには地元各校との連携も進む。立命館大とはインターンシップ(就業体験)の受け入れや、スポーツ健康科学部の小沢ゼミとの交流などが続いている。

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新入生が主役 新歓祭典は4月25日

新歓祭典の最後のエン ディング・ステージは 必見だ=2014年4 月 26 日、BKC
新歓祭典の最後のエン ディング・ステージは 必見だ=2014年4 月 26 日、BKC

2015.4.1紙面より

 

25日、BKCで「新歓祭典―Bon Voyage―~魅せろキミの祭大限~」が開催される。同祭典では学術・芸術系の課外団体による発表、そして新入生クラスごとの模擬店などを中心とした企画でキャンパス中が盛り上がる。

 同祭典当日は、「模擬店企画」や「課外団体企画」をはじめ、スポーツの試合を行う「体育会企画」、ラリーゲームを行う「スポット企画」、そして迫力ある「セントラルステージ」など多種多様だ。

 同祭典では、参加を促すための企画も。各キャンパスでは「事前デコレーション」として垂れ幕やカウントダウン看板などで同祭典への期待を高める。

 さらには「当日デコレーション」や「当日パンフレット」などでのキャンパス案内で新入生の不安を軽減する。

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栄冠を立命大の手に!2015年も熱戦立命館大のスポーツ

2015.4.1紙面より

 

 2015年も立命大のスポーツが熱い。プロや五輪選手をも生み出してきたハイレベルな各チームは、日々努力を重ねている。そんな大学を代表し、戦う選手たちの勇姿には感動を憶えること間違いなしだ。(阪田裕介)

昨年春季を制した硬式野球部は後藤昇新監督の下、常勝軍団を目指す
昨年春季を制した硬式野球部は後藤昇新監督の下、常勝軍団を目指す

 硬式野球部は、関関同立・京大・近大の六大学で競う関西学生野球リーグで優勝を目指す。エース桜井俊貴(法4)、瞬足の山足達也(産4)などプロも注目する逸材がいよいよ最上回生になり、大いに期待できる陣営がそろう立命大の春季開幕戦は11日の対関学大だ。

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【文化雑感】伊丹映画再発見!

2015年1月号より

 

 伊丹十三―。読者はこの人物をご存じだろうか。1980〜90年代に活躍した映画監督である。伊丹は84年に葬儀を急に執り行うことになった家族の様子をユーモラスに描いた「お葬式」で監督デビューする。

 

87年には「マルサの女」で国税局査察部と脱税者の攻防を描き、92年「ミンボーの女」では民事介入暴力の問題を取り扱った。他にも医療・食品偽装・カルト宗教と一般の人々が知り得ない世界を、ジャーナリスティックな視点で映画化した。

 伊丹映画の視点は、伊丹の父で映画監督であった伊丹万作の影響もあるのかもしれない。万作は46年の「戦争責任者の問題」という文章の中で、太平洋戦争の戦争責任が一部の戦争責任者にのみあり、国民はだまされていた、とする風潮を批判し、だまされた国民にも責任があると指摘した。

 

 万作は「だまされたものの罪は、(中略)あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである」と書いている。

 一連の伊丹映画は、人々に、だます側の手の内を次々と明かし、だまされない知性を養ってほしいという思いもあったのかもしれない。

 また、伊丹映画はシリアスなテーマでありながら、それを完璧な娯楽映画として仕上げている点も魅力の一つだ。とにかく映画の最初から最後まで面白い。これは、膨大な映画の教養を持つ伊丹にのみなせる業だろう。

 伊丹は97年、64歳で逝った。今、伊丹が生きていれば、この混迷する現代社会をどのような視点で切り取り、どんな映画を撮るのだろうか。その早すぎる死が悔やまれてならない。 (福井優)

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名字に見る独自の地域性

日本人の名字マップ(文学部提供)
日本人の名字マップ(文学部提供)

2015年1月号より

 

日本人の名字マップ

 

 地域別にどの名字が多いかが分かる「日本人の名字マップ」を立命館大文学部の中谷友樹教授(人文地理)と矢野桂司教授(同)が作製した。視覚的に楽しめる、新しい地図の形態が採られている。

 日本人の名字マップは、2007年の住宅地図や電話帳などの資料から、国内総世帯数の90%をカバーする約4500万件の名字・地理データを集めデータベース化し、それを基に製作された。地域ごとに色分けし、それぞれの地域で多い名字約260個をローマ字で並べる形で日本地図を描いた。人口の多い名字ほど大きな文字で描かれている。

 

 もともとイギリスで始まった、名字を使った地理学の研究に矢野教授が興味を持ったことが研究の始まり。集まったデータからいろいろな名字を視覚的に見せることのできる地図を作れないかと考え、地図の作製に至った。実際の研究に役立てるためにはデータを処理する必要があるが、中谷教授は「『ウォーリーをさがせ!』の感覚で、自分の名字を探して気軽に楽しんでほしい」と話す。

 また、名字に地域性があることが視覚的に分かることもこの地図の魅力だ。名字マップを見ると、東北には「サトウ(佐藤)」、西日本では「ナカムラ( 中村)」が多いことが分かる。九州では「クロキ(黒木)」、沖縄では「キンジョウ(金城)」などが目立つ。地図にしたことで、長年議論されてきた東西の分かれ目が鈴鹿と関ヶ原の間にあることも分かった。

 

各方面の研究に期待

 

 中谷教授は、これからの展望として「名字の持つ地域性から、移民の歴史、そこから分かる遺伝子のプールや文化的な関係性などを研究したい。海外では名字の研究からある地域に遺伝的な病気が多いことを突き止め、実際に警告を出した例もある。また、国際的な研究として、海外で日本の名字がどう広まっているのかを海外の研究機関と連携して研究していきたい」と話した。 (石井沙希)

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喫煙問題 衣笠、一部のエリアを撤去

2015年1月号より

 

学生の談笑に苦情

 

11月25日、衣笠キャンパスの存心館裏側にあった火災防止のための管理エリアが撤去された。管理エリアは、キャンパス外での路上喫煙による近隣の建物の火災を防止するため、後期セメスター開始の9月26日より衣笠キャンパスの3カ所に設置されていた。

 

 3カ所ある管理エリアの一つである存心館の裏側に位置する管理エリアでは、学生らによる談笑に対して苦情が起こっていた。

 

 管理エリアの近くには存心館2階のエクステンションセンターの自習室などがあり、学習の妨げになっていたという。

 設置当初から苦情があり、貼り紙などで注意を促していたが改善が見られなかったため、11月25日付で存心館裏側の管理エリアの撤去に至った。

 いずれの管理エリアも受動喫煙のリスクが低い場所に設置されており、今回の撤去は受動喫煙ではなく談笑に対する苦情によるものだった。

 学生部部長の村上𠮷胤さんは存心館裏側の管理エリア撤去について「学生が学生の首を絞めるような行為」と学生による迷惑行為に懸念を示した。

 衣笠キャンパスは近隣に木造の住宅や寺院が密接しており、管理エリアの設置前はキャンパス外での路上喫煙に危険が伴っていた。

 管理エリアの設置について、村上さんは「衣笠キャンパス近隣からのクレームは減っており、火災のリスクは軽減している」と話し、学生部は実感としての効果を感じているという。

 管理エリア設置の効果は、キャンパス近くの路上と管理エリアの吸い殻の増減をみて検証をしていく。吸い殻の本数のカウントはセメスターごとに行われる予定だ。効果が見られた際には管理エリア全ての撤去も検討される。

 今後も学園全体としてキャンパス全面禁煙を堅持していく方針で、管理エリアの早い撤去を望んでいる。

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